リプ欄に色々コメが付いてるので、説明しておくと、中国の海上発射型固体ロケットJielong-3 (捷龙三号)の衛星フェアリング。
・フェアリングとは、ロケット先端に付いている衛星を保護するためのドームカバー。2枚貝の様に中心から2つに割れる。
・高高度の真空状態になった時点で分離して、海上に落ちる。
・黄海から発射され、台湾東側に第2段目が分離される。その時刻付近でフェアリングも分離するため、石垣島に流れ着くのは妥当。
・外装は傷んでるが、中の電子系ケーブルが目新しく残っているので、打ち上げ直後(数か月以内)と推定。
・近々では、2025年9月24日(中国標準時15:56、UTC 07:56ごろ)に、山東省・日照沖の海上プラットフォームから打ち上げられたので、2か月前の落下物だと推定される。
・フェアリングの円マーク、アルミ合金で溶接されたプレートの構造体が一致したので、ほぼJielong-3の落下物と考えられる。
・日本のロケットのフェアリングはハニカム構造でもっと精工に作られている。北朝鮮のフェアリングはもっと雑。韓国は最近打ち上げられてないので、中国であることは自明。あとは機種の特定だけであった。