「国際勇気ある女性賞」に選ばれ、アメリカ、ワシントンD.C.にあるホワイトハウスにて、バイデン夫人とブリンケン国務長官から表彰を受けました。
私は日本で1人で声をあげて闘っているとき、明日に希望が持てず、感情も失われ、裁判終了後も生きる意味がわからない日々を送っていましたが、アメリカにいき、ファイナリストの11人から沢山のハグと愛を与えられたことで、失われていた感情を取り戻すことができました。
「勇気とは」という問いに対して、「勇気とは愛から来ている」と語るグプタ大使のお話しを伺い、その通りだと共感しました。
私は、自分が所属していた部隊で行われた卑猥な行為に対して怒りや悲しみを感じてはいましたが、自衛隊そのものを恨んだことも憎んだことも一度もありません。
自衛隊が好きで心から感謝しているからこそ、根本的に変わって欲しいという思いを持って行動してきました。
そこには一点の曇りもなく、愛を持って行動してきたと断言することができます。
今後、私のように自衛隊に対し憧れと希望を持って入隊された方々が、夢と希望を失わない環境になっていくと信じています。
今後の人生において、私は人のお役に立てることをしていきたいと考えています。
そう考えるきっかけとなったのは、アメリカで出逢ったファイナリストの存在が大きいです。
彼女たちはそれぞれの国で厳しい状況のなか戦っています。
しかし彼女たちの目は生き生きとし、まるでダイヤモンドのように光輝いているのです。
なぜそんなに輝いているのか。
それは彼女たちは愛という勇気を持って、より良い世の中になるように心身を削りながらも声を上げ続けているダイヤモンドの原石だったからです。
削られ磨かれたその石の輝きが彼女たちの瞳に宿っていたのだと気づきました。
私は命を削って戦ってきました。
しかし削っていたのは命ではなかった。
彼女たちのお陰で、原石である自分を磨き上げてきたのだと知ることができたのです。
そして、ファイナリストの私たちは“ダイヤモンド姉妹”として硬い絆で結ばれました。
世の中には自分がダイヤモンドの原石であることに気づいていない人や、ダイヤモンドになろうとしても勇気が出ない人がたくさんいると思います。
そんな人たちに私は寄り添い、光り輝く人生を送るためのお手伝いをしていきます。
人生にどんな試練が待ち受けていようと、私は私らしく輝きながら、これからも続く、人生の旅を精一杯楽しんでいきます。
ありがとうございました。