昔、農業の方が「百姓はバクチなんだよ」と仰っていて。どんなに丹精込めて育てた作物も、いつ何時干魃や洪水で全滅するか分からない。つまり、抗えない相手と対峙し続けるしかない仕事であると。それ故に、「生き残る為」にはどんな手段もとるのが農業を営む人間の性(さが)なんだ、と。基本的に農耕民族である我々日本人には、生き残る為のエゴイズムが本能に近いかたちで根付いていて、それが権力への服従をよしとし、弱者を排除しようとする精神性を支えているのかも知れませんね・・
日本人の本質は「強きにへつらい弱きをいじめる」ふるまいにある。この根性を入れ直さない限り、日本が幸福な国家になることはない。